設定は書いた瞬間から腐り始める — 腐敗を検知する仕組みごと書くまでが「設定した」だ。
AIに自分の開発環境を採点させたら67点だった — 週次自己改善ループができるまでの2日メモ
「専用ツールを使え」と自分で書いたルールを、相棒の AI は48回破って1回しか守っていませんでした。数ヶ月使い込むうちにスキル・フック・MCP・自動化が増殖し、自分でも全貌が見えなくなっていたのです。そこで AI 相棒に「お前の開発環境を100点満点で厳しく採点して」と頼みました。条件はひとつ、印象ではなく証拠(履歴ログとヘルスチェックの実測)だけで採点すること。返ってきたのは67点でした。
出てきた死蔵
右下が象徴的でした。デプロイ先として 4 つ列挙されていたのに、実数は 165。一覧は書いた瞬間に腐ります。修正は一覧を消して「コマンドで引く」という引き方だけを書くこと。導出可能な事実をドキュメントに書かない、はここでも正しいです。
一番効いた学び
「専用ツールを使うこと」と指示書に書いてあるのに守れていない(違反 48 : 遵守 1)。これは相棒のサボりではなく、こちらの設計ミスです。記述を足すほど守られる、は幻想でした。
書いて祈るのではなく、構造で守る。相棒が自分の防御線を外せてしまう「自己解除穴」も、同じフックで塞ぎました。ルールは増やすものではなく、破れない形に変えるものです。
見えるようにする
採点結果と環境の全資産は、自分専用の認証付きダッシュボードに一覧化しました。スコアはページに焼き込まず、ファイルを正本にしています。
続く仕組みにする
仕上げは週次ループです。前週の残課題を必ず引き継ぎ、改善の事実がない項目は据え置きます(スコアインフレ禁止)。
「破壊的な変更は、実測ゼロの証拠と1コマンドの復元手順をセットで記録してから消す」も運用ルールにしました。実際、全履歴をスキャンして一度も呼ばれていなかった MCP サーバを 3 台消しています。
採点も改善も、最後は自分の手から離してループに渡します。毎週飛んで指示するより、横で勝手に回り続ける仕組みに渡すほうが、結局ずっと長く効きました。
月曜からできる一手
まず1コマンド分でいい。相棒に「印象でなく、履歴ログの実測だけで、いまの開発環境を100点満点で採点して」と頼む。次に、一番恥ずかしかった違反を 1つだけ フックにする(指示書に一文足すのではなく)。この2手だけで、あなたは「腐敗を書き足す側」から「腐敗を検知する側」に回れます。
3行まとめ
- 導出可能なものはドキュメントに書かない — 列挙は腐ります。引き方だけを書く
- 守れないルールはフックで強制する — 記述の追加は解決策になりません
- 採点→改善は単発でなくループにする — 残課題の引き継ぎとスコアインフレ禁止が連続性の核です