採用したAIエンジニアの最初の1週間で「セットアップを自力で終わらせる」ことを求めると、その人がどんな環境で機能するか・何を確認せずに進めるかが分かる。
採用したAIエンジニアの最初の1週間:オンボーディングの設計
AIエンジニアを採用した後のオンボーディングで、「最初の1週間に何をやってもらうか」を事前に決めていない組織が多い。
採用前の評価で見えなかったことが、最初の1週間で見えてくる。
最初の1週間でやること・やらないこと
やること
開発環境のセットアップを自力でやってもらう:環境構築手順書があれば渡す。なければ「READMEだけを頼りに環境を構築してください」という課題にする。
分かったこと:
- どこで詰まったか(ドキュメントの品質の問題か、理解の問題か)
- 詰まった時にどうしたか(自分で調べるか、すぐ聞くか)
- ドキュメントの改善提案を自発的にするか
既存コードを読んで説明してもらう:「このコードを読んで、次のミーティングで自分の言葉で説明してください」という課題を出す。
コードの量は「1〜2時間で読める範囲」で十分。AIツールを使って読んでもいい(むしろ使ってほしい)。ゴールは「コードを理解したか」ではなく「どう理解を進めるかが見えるか」。
やらないこと
1週間でプロダクションに機能を出すことを求めない:コンテキストがない状態でプロダクションに出すことを求めると、リスクを理解せずに動くか、動きが止まるかのどちらかになる。
手取り足取りのウォークスルーをしない:1日目からメンターが全部説明すると、「ひとりで動けるか」が1週間では見えなくなる。
初期の期待値を話す
採用後のミスマッチで多いのは「期待していたこととやっていることが違う」という状態だ。
最初の1週間で話す内容:
- 最初の3ヶ月でやってほしいことを3つ伝える:採用の時点で言語化したもの(言語化できていなければ今すぐ言語化する)
- 「どの程度の独立度で動いてほしいか」を伝える:毎日確認してほしいのか、週1確認でいいのかを明示する
- 「間違いや詰まりをどう報告してほしいか」を伝える:詰まった時に黙って抱えるのか、すぐ相談するのかを組織として決める
1週間後に確認すること
1週間後に「入社前に期待していたことと、入ってみて感じるギャップはあるか」を聞く。
ギャップがある場合、早い段階で確認することで修正できる。ギャップを放置すると、3ヶ月後に「思っていた仕事と違う」という退職に繋がる。
採用担当者の立場からすると、最初の1週間後のチェックインは「新入社員の満足度確認」だけでなく、「採用プロセスで伝えたことが正しく伝わっていたか」の確認でもある。
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